おもてなしの心を大切に タイジ株式会社

タイジ株式会社とは

インタビュー

タイジ株式会社とはどのような会社なのか、
社長や社員へのインタビューで紹介していきます。

タイジのホスピタリティーとは

代表取締役社長 堀江裕明

― タイジがテーマに掲げる「ホスピタリティー」とは、どのような意味の言葉ですか。

「ホスピタリティー」とは、「おもてなし」という意味の言葉です。

「ホスピタリティー」は、タイジの創業、現在、そして未来までを貫くテーマです。

創業の原点と「ホスピタリティー」

― タイジの創業に、「ホスピタリティー」はどう関わっていましたか。

タイジは、1964年、おしぼりタオルの電気式蒸し機メーカーとして創業されました。

タイジが電気式タオル蒸し機を開発するまで、おしぼりを蒸す手段は、ガスの蒸し器ぐらいしかありませんでした。

ガスの蒸し器でおしぼりを蒸すのは、たいへん手間が掛かります。

そのため、熱いおしぼりを出す「おもてなし」は、ごく一部の高級料亭などでしかされていませんでした。

タイジが開発した電気式タオル蒸し機は、お客様に熱いおしぼりを出すための手間とコストを、画期的に軽減しました。

その結果、熱いおしぼりを出すという「おもてなし」の習慣自体が、日本中の飲食店に行き渡りました。

飲食店だけでなく、理髪店、美容室、エステサロン、病院、介護施設にも、熱いおしぼりを出す「おもてなし」が普及しました。

さらに、お客様に熱いおしぼりを出すという「おもてなし」の習慣は、タイジのタオル蒸し機と共に、世界中の店舗や施設に広がりました。

タイジが開発した製品によって、一部の人だけが楽しめていた「おもてなし」をすべての人が楽しめるようになり、さらには、日本だけのものだった「おもてなし」が、世界中で支持される「ホスピタリティー」になったのです。

ここに、タイジの原点があります。

広がるラインナップ、変わらぬ原点

― 「ホスピタリティー」は、タイジの現在にどう関わっていますか。

現在もタイジは、世界中のさまざまな店舗・施設で、さまざまな「ホスピタリティー」を支える製品を開発し続けています。

たとえば、温かい物は温かいまま、冷たい物は冷たいままお出しするという「ホスピタリティー」。

ドリンク類やデザート類を、その場で作ってお出しするという「ホスピタリティー」。

機器のデザイン性を高めることで、視覚的にも上質の体験をしていただくという「ホスピタリティー」。

フーズウォーマー、フーズクーラー、冷蔵・温蔵ショーケース、カップウォーマー、酒燗機、フローズンマシン、ドリンクディスペンサーなど、製品のラインナップは年々拡大を続けています。

しかし、「店舗や施設のホスピタリティーを、独自開発した小型の電気機器で支える」というタイジの根本は、今も変わりません。

  • ビッフェレストランでスイーツの保冷に使用される「クールプレート」
  • イタリアンレストランでピザの保温に使用される「ランプウォーマー」
  • ベーカリーショップで惣菜パンの保温に使用される「オープンビッフェウォーマー」
  • メキシカンレストランでタコスのトッピングの保冷に使用される「フーズクーラー」
  • チャイニーズレストランのドリンクバーでカップの保温に使用される「カップウォーマー」
  • カジュアルレストランで使用される「フローズンマシン」

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日本の「ホスピタリティー」を世界へ

― 最後に、タイジの未来に、「ホスピタリティー」はどう関わりますか。

今後、日本の人口は減少していきます。

しかし、「お客様をより温かい心でもてなしたい」という日本人の「ホスピタリティー」は、ますます洗練されていくはずです。

日本人のより洗練された感性に応える、より洗練された「ホスピタリティー」製品を開発しお届けしていくことが、日本の業務用サービス機器の開発メーカーとして、今後の私たちの使命であると考えています。

海外市場は、国内市場以上に有望です。

タイジの製品は、既に50カ国以上で使用されています。

現在特に需要が伸びているのが、東南アジア、インド、中東などの地域です。

一般に経済が成熟するほど、「ホスピタリティー」に対するニーズは高まっていきます。

現在「新興国」と呼ばれている国々の経済がさらに発展し、成熟期に入っていけば、私たちの「ホスピタリティー」製品に対する需要は、さらに伸びていくでしょう。

日本で培われた私たちの「ホスピタリティー」は、世界中で歓迎されています。

ただ、日本仕様の「ホスピタリティー」製品をそのまま海外に普及することには、必ずしもこだわっていません。

「ホスピタリティー」には、国や文化ごとに違ったスタイルがあるはずです。

将来は、それぞれの国や文化のあり方に合った「ホスピタリティー」機器を開発し、お届けしていくことができればと考えています。

それが、本質的な意味で日本の「ホスピタリティー」を世界に広めることだと思います。

今後もタイジは、独自の「ホスピタリティー」製品を通じて、豊かな社会の創造に貢献しながら、社員が共に成長し幸せになっていける会社を目指して参ります。

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タイジのホスピタリティーを支える

開発部技術課 中川瞳

― タイジでどのような仕事をしていますか。

製品の開発・設計をしています。

「プライベートで行くお店でも内装やディスプレイを観察して、製品開発に活かしてます」

― タイジに入社した決め手は。

「ホスピタリティー」をテーマにしたもの作りをしている会社というところに引かれました。

大学で学んだ、地球環境にやさしい材料工学も活かせる仕事だと思いました。

― 入社して最初に、どんなプロジェクトに関わりましたか。

「ペルチェ素子」という冷却部品を使った装置の改良に関わりました。

「ペルチェ素子」はとても薄く、しかも「片面が冷えながら、もう片面が熱くなる」という部品なので、熱膨張による変形もあり、とても故障しやすい部品でした。

部品メーカーにも協力してもらいながら、故障のメカニズムを解析したり、素子に負荷が掛からないようにユニット化したり、ユニットの設計を改良したり、といった研究を、1年ほど続けました。

結果、この素子を使った保冷装置の故障率を、一般的な業務用機器と変わらない水準まで下げることができました。

― 最近は、どんなプロジェクトが増えてますか。

最近は、ホテルやレストランのバイキングに使われる食品保冷プレートのように、お客さんの目に触れる機器を設計することが多いです。

「故障しにくい」、「修理しやすい」といった条件は当然のこととして、「設置される空間と調和する」とか、「置かれた食品がより魅力的に見える」といった、感性的な部分も重視される仕事が増えています。

プライベートで食事や買物に行った時も、お店の内装や商品のディスプレイを、すごく気にして見るようになりましたね。

たとえばケーキの保冷に使われる製品を設計した時は、いろいろなケーキ屋さんに足を運んだりもしました。

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開発部技術課 小林健太郎

― タイジでどのような仕事をしていますか。

製品の開発・設計をしています。

開発・設計チームのリーダーも務めています。

「電器製品の開発過程のすべてを担う仕事に、やりがいを感じています」

― タイジに入社した決め手は。

オリジナルの電器製品を開発する、すべての過程にたずさわれるところに引かれました。

タイジは、小さいながらも完成品メーカーです。

また、原則として一つの製品に、一人の技術者が担当者として付きます。

担当技術者は、製品コンセプトの練り上げから、デザイン、3次元CADによる設計、部品選定、性能試験、生産設計、取扱説明書の作成まで、開発プロセスのすべてを担います。

そこに、技術者としてやりがいを感じます。 ユーザー様にもメリットがあります。

一人の担当技術者が開発プロセスのすべてを見ている分、仕様変更などのご要望にも、柔軟かつスピーディーに対応できるからです。

このような会社は、珍しいと思います。大きなメーカーでは、開発プロセスの全体を一人で担うことはないでしょうから。

自分たちで完成品レベルの設計まで行うので、ノウハウが社内に蓄積されているのも、うちの強みだと思います。

― 他に、タイジの特色と感じることはありますか。

ユーザー様から「こういう機器を作ってほしい」とリクエストされた時、単にリクエスト通りの物を作るのではなく、ユーザー様の利用目的や利用環境をうかがった上で、最適の提案をさせていただくところも、タイジの特色でしょうね。

営業チームがユーザー様からご要望をうかがうと、すぐに営業チームと開発チームが密接に連携を取り合い、「既存品の中に、ユーザー様の要望を満たせる製品はないか?」、「専用機を開発するなら、どのような設計にすればユーザー様の要望を一番満たせるか?」といったことを検討しています。

これも、営業チームと開発チームの垣根が低い、タイジならではの強みだと思います。

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海外営業部  白石順久

― タイジでどのような仕事をしていますか。

海外の設備会社、理美容機器・厨房機器商社などに、タイジの製品を販売する仕事をしています。

海外の協力会社と交渉する際や、展示会に海外のバイヤー様が見えられた際などの、通訳の仕事もしています。

「TAIJIブランドへの信頼は、日本より海外の方が強いと感じます」

― タイジに入社した決め手は。

求人広告で目にした、「メイド・イン・ジャパンを世界へ」というフレーズが決め手でした。

私はアメリカの高校・大学を卒業し、一時期アメリカの会社で働いていたのですが、日本を離れたことで、かえって日本のいろいろな良さが見えてくるようになりました。

タイジは、日本人のきめ細かな「おもてなし」の精神を、日本の優れた「もの作り」の技術により、独自の製品に結実させる会社です。

そのような会社の製品を、世界に広めるこの仕事に、大きなやりがいを感じて入社しました。

― タイジの製品を海外に販売していて、特に感じることはありますか。

「TAIJI」(タイジ)ブランドや「JAPAN」ブランドへの信頼は、日本より海外の方が強いと感じます。

ラスベガスの展示会にて。右端が白石

たとえば東南アジアでホテルの建設があると、「バンケットルームにタイジのタオルウォーマーを何台入れる」のように、設備仕様書に、タイジのプランド入りで指定されていることがよくあります。

海外の設備関係者の中には、「日本ブランドの設備機器しか買わない」「タオルウォーマーはタイジ製しか買わない」という方が、大勢います。

理由を聞くと、「クオリティは嘘をつかない」と言われます。

新興国製の安い製品を買って、数ヶ月で故障した経験をされた方は、みなさん、うちの製品に戻ってきます。

― タイジの特色として感じることはありますか。

働く者の立場で言うと、タイジというのは、社員に挑戦させてくれる会社だと感じます。

何か提案すると、「とりあえずやってみろ」と言われることが多いです。

その上で、しっかりとバックアップしてくれる。

全員がプロの集団なので、たとえば技術的にわからないことが出てきた時は、開発チームに聞くと即座に答えてくれます。

それが心強いですね。

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営業部 西日本営業所  佐々岡大輔

― タイジでどのような仕事をしていますか。

国内の設備会社や業務用機器商社を通じて、西日本を中心に、タイジの製品を販売する仕事をしています。

西日本を担当する営業チームの、リーダーも務めています。

「タイジの営業チームは、製品開発の最前線です」

― タイジの営業の仕事には、どのような特徴がありますか。

単に製品を販売するだけでなく、「製品開発の最前線」でもあるところが、タイジの営業チームの特徴だと思います。

タイジは、業務用機器の開発メーカーです。

製品開発にあたり、「今どのような業務用機器が求められているのか」をキャッチする役割は、我々営業マンが担っています。

機器に関するご要望を、店舗様・施設様や設備会社様・機器卸会社様などに直接うかがうだけではありません。

常日頃から、さまざまなお店の設備や内装を観察し、流行やニーズの把握に努めています。

新しいチェーン店ができたり、海外から進出してきた時などは、必ず見に行くようにしています。

― 製品以外に、タイジの強みとして感じることはありますか。

アフターサービスの良さは、ユーザー様からもよくご評価いただいています。

修理やメンテナンスの対応が優れているという理由で、他のメーカーからタイジに切り換えていただけることも多いです。

― 入社当時と比べて、変化を感じることはありますか。

ネットが普及したことで、ユーザー様との距離が、より近くなったと感じます。

以前は、お問い合わせの手段が電話ぐらいしかなく、製品について、気軽にお問い合わせいただくことができませんでした。

最近は、「この製品、こんな使い方できますか?」ですとか、「こんな機器は作れますか?」といったお問い合わせを、メールで気軽にいただけるようになりました。

ユーザー様の生の声を、気軽にお寄せいただけるようになったのはありがたいです。

メールでいただいたお問い合わせが成約に結びついたり、新製品の開発に結びついたりすることも多くなりました。

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営業部 東日本営業所 平本卓

― タイジでどのような仕事をしていますか。

国内の設備会社や業務用機器商社を通じて、東日本を中心に、タイジの製品を販売する仕事をしています。

「ユーザー様のご要望の実現に向け、社内が柔軟に動けるのもうちの強みだと思います」

― タイジに入社して、最初にどのような仕事にたずさわりましたか。

最初の数カ月は、修理の仕事にたずさわりました。

タイジでは、営業チームの社員もまずは修理から入ります。

製品の構造を把握していることが、業務用機器の営業には不可欠だからです。

その後は物流の仕事や受注管理の仕事を手伝い、ユーザー様に製品をお届けする流れを一通り把握した上で、営業の現場に入りました。

― 製品以外に、タイジの強みとして感じることはありますか。

レスポンスのよさは、うちの強みだと感じます。

ご注文から納品・設置までのスピードですとか、修理の迅速さは、よくお褒めいただきます。

また、ユーザー様からご要望があった時、実現に向けて社内が柔軟に動けるのも、うちの特長だと思います。

特に大手の飲食店チェーン様などの場合、オペレーションを合理化するため、厨房機器の仕様を細かく指定されることが多いです。

そうした細かなご要望にも、タイジの開発チームは柔軟に応えてくれます。

― 入社当時と比べて、変化を感じることはありますか。

入社当時に比べると、取引先様から、より信頼していただけるようになったと感じます。

設備会社や機器商社の方から、「機器のことで何かわからないことがあった時は、タイジの平本に相談している」というお言葉もいただけるようにもなったので、それが嬉しいです。

(インタビュー: 2012年2月)

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